夏休みに孫が来た。
年に数回の…ちょっと嬉しい爺タイム。
いき会うたびに何かが異なる。
成長段階の若者…
とても難しい年頃である。
若者の変化と老人の変化。
・体
老人…日に日にチビになる。
すでに6センチほど縮んだ爺…腰が曲がってきたのだろう。
若者…もう少しで爺を追い抜くか。
寝転ぶ様子が爺と同じだ…これはホント驚き因子である。
・食べ物
老人…出されたものを美味い美味いと食べる日々。
別にこれといって食べたいものもないのだがね…。
若者…来るたびに嗜好が異なるのかな…。
前回はこれを好んで食べていたのだが…なんて買ってみると失敗。
好みは日々変化する。
このスピードもはやいよね。
朝食の終わりに…。
“爺…俺にもコーヒーくれる…”
“お前…飲むのか…”
“うん…最近”
親は飲まないのに…どこで覚えた。
聞けば…少しばかりこだわっているとのこと。
京都寺町通りの喫茶店。
こんな老人のインチキ話を黙って聞いてくれるのか…。
爺が学生の頃、愛用した道具一式。
“こんな古いものでもいいのか…”
骨董品を探していたとの粋な台詞。
見せたら…
“もらっていいの…”と笑顔でほざく。
面白い奴である。
妻が…嬉しそうにコンポしてくれた。
彼の笑顔は増していた。
いい時が流れたような…あはは…。

日に日に大きくなるな…。
もう少し…もう少し…。
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