ことば2…かんます

生活

“かんます”って言葉わかるかな?

これ、群馬弁かな?

もう、かれこれ50年前の話。

大学生活、初期の話。

関東から関西の学校に行き、はじめての寮生活。

寮内で、和歌山出身の友だちができ、早速、風呂タイム。

共同風呂、初日事件。

風呂桶持って銭湯気分。

洗い場で、体を流し、いい調子で、一言。

“おうっ、風呂、かんましといてくれ!”

ぬる湯好きの俺の一言が、

湯船につかっている友だちにかけたこの一言が、

こんなことになるとは……

友だちが、慌てて飛び出してきた。

“何、何がいる……”

“……”

しばらく、シーン。

お互いに、様子がわからない。

理解不能な数十分……。

洗い場で、なれない会話。

関西弁と関東弁でのいざこざ継続中。

落ち着いてきた。

どうやら、

風呂の中に“かんます”という生き物がいるとのこと。

これには驚いた。

熱いお湯の中に、生物がいるといった判断をされる若者。

“かきまわす”はあれ以来、死語となった。

彼は、元気で暮らしているかな?懐かしい。

しばらく会ってないね。

元気かな。

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