川柳…習ってないという前に本読みだ
私塾に訪れる新人さんの口から飛び出す言葉。
“習ってない”
この言葉の奥にある、この子の気持ちを考える。
子どもたちのお決まり文句になってしまっているのかな。
塾に慣れてきて、
この単語が、さらに数回、私の耳に聞こえたところで、しかたない。
ちょっと呼び出しの辻説法。
・質問する
・本を読む
どちらかを選んでもらう。
私塾では、新単元は、説明している。
おそらく学校でもそうしているだろう。
“知らない”“習ってない”はあまりない。
されど、基本的に問題集には、
単元ごとに、ページをめくっていけば、
・基礎・応用・発展
と、難易度は増すことになる。
そうすると、この言葉は、大きな意味を持ってくる。
質問にきた子どもの顔色を見て、どのように判断するか。
これが、技士、爺の見せ所。憎まれ爺ここにあり。
・ちょっと進み過ぎたかな。
・ワンヒントで、さらなるアップが期待できる
・コヤツはできる。黙って突っぱねて“やり直ししろ”の一声。
こんなことを考えながらの授業。
70歳になった爺も、まだまだ、こんな駆け引き楽しんでいるけどね。
生徒に知られると、やばい話。
ナイショ、ナイショ。
シー……。
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爺、意地悪だからな。
この仕事に役立ってるかな。
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