ハゲ4

生活

― お袋1 ―

お袋が昔々に言っていた話。

誰かに言われたとの話っぷり。

お前が親の面倒を見るって。

そのときは、ないないないね、なんてね。

俺は次男。

爺の時代背景としては、基本見ない。

そんなある日。

いきさつは定かではないが、親父とお袋が転がり込んできた。

仕方なく始まった同居生活。

家族6人生活も短期間。

子供の独立もあり、部屋もなんとか確保できた。

一人ずつのテレビも可能に、夫婦喧嘩もいくらかうちわに。

快適とは言わないまでも、まずまずのスタート。

さて、お次の課題は。

お袋の元気が問題になる前にしなければならぬこと。

・川柳…台所二人して立つ難しさ

いつの世も嫁と姑の問題はつきもの。

これを解決しなければいけない。(ナイショ)

ラッキーなことはあるもので。

我が家の家計は火の車の一歩手前。

妻が出稼ぎにでることとなった。

我が妻の力のあることに感謝・感謝。

こうして、爺の介護生活は始まった。

12年もの長き時間。

老人との間を保つ時間。

老老介護のちょっと手前の珍道中。

教えられたり、教えたり。

まぁ、良くも悪くも楽しかったね。

喧嘩ばかりだったけど、

楽しかったのかな。

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