ハゲの思い出

生活

― イチゴ下痢? ―

4月。

18歳の4月。

少し出遅れしていた京都での大学生活。

体育会系の寮から始まり始まり…。

通訳なしの関西弁も、この1ヶ月でなんとかいけるか…。

5月のそんなある日。

窓から見える段々畑に赤い実が…。

これは、もしかして…。

真夜中に、バケツと懐中電灯を持って…。

友達3人で、イチゴ三昧の深夜飯。

美味い。美味い。

こんな食い方をしたことがない。

翌朝、体調の異変に気づくが…。

講義を受ける男子の不安定な腸の動作は、数分おきにご挨拶。

こりゃたまらん。

余分なことはするもんじゃない。

深く反省。

夕方。

授業を終えて、寮に戻ると、寮長さんからのお呼び出し…。

何かと思いながらも、訪れると…。

昨晩の行動が筒抜けになっている。

聞けば、こんなことをする新人は俺一人とのこと。

この1ッ月で、生徒の性格まで見抜くとはご立派。

深く反省。

仕方ない。1人とぼとぼ農家のおっさんのところでペコッ。

はじめての反省文なるものを1枚。

こんな、おとぼけが通じる時代も…昭和だね。

お粗末。イタタタっ。

真面目な爺の

失敗体験。

ぺこっ。

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