馬齢を重ねる

・馬齢を重ねる…自分の歳をへりくだっていうこと。

・川柳…何もせずただ歳を取り鍬を手に

７０歳。

自分で言うのも…ずいぶんと歳取ったな。

何もせず、ただただ月日ばかりが…。

先週、従兄弟の葬儀があった。

突然の電話。

しばらくぶりだな…何だろう…。

娘さんから、そんな、あっけない一報であった。

当日、彼の弟に会った。

５０年近く会っていない。

顔、わかるかな？

しばらくぶり…どこか面影。

二言三言世間話をしているうちに…なんとなく昔話になってきた。

小学生の頃。

我が家の裏に越して来たような…。

その時の理由が今、はっきりした。

彼の母親は若くして亡くなった。

そんな彼から、

“俺のおふくろの手料理で助けられた”と…。

こんな神妙な発言。

少しばかり嬉しく思い、帰ってきて、仏壇に手を合わせた。

そしてもう一つ不思議な話をした。

大学生の頃のお話。

朝起きて、用もないのに、八条口の京都駅に立つ俺。

帰省した俺におふくろ曰く。

“伯父さんが亡くなった”

彼の父親の葬儀に間に合った話。

可愛がってもらっていたからかな…。

歳を取ると、どこまでがホントなのかね…。

でも、会えてよかった。

感謝だね。

お悔やみ申し上げます。

ペコッ。