ハゲの思い出

生活

― 野球特訓 ―

子供の頃、草野球をしていた。

野球は、子供にめちゃくちゃ流行っていた時代。

俺の親父は国鉄職員。

いやいや、もしかしたら…野球選手だったのかな。

白黒写真が貼ってあるアルバム。

ユニフォーム姿の親父を、たくさん見た記憶が残っている。

彼の時代には、まだプロ野球(国鉄スワローズ)はなかったのかな。

俺が野球をはじめた頃の指導員。

これはもちろん親父。

左腕のへなちょこピッチャーに対する練習は、かなり厳しかった。

機関区の脇に、石炭置き場があって、そこでの練習は、大変なものだった。

親父が構えるミットめがけて、ストライクが入るまでの猛特訓。

ぼんやりとした記憶だが…そんな毎日を過ごした経験が脳裏に映る。

帰りに、機関士といっしょの大きな風呂に入れたことも…

嬉し楽しの、薄っすらとした思い出…。

少し体も大きくなってきた頃。

準硬球という球を投げた記憶がある。

大人といっしょに野球ができるのが嬉しかった。

この思い出も嘘かホントか…。

記憶って、年寄りのは…難しい。

チンして…線香立てて…聞いてはみたが…無回答。

そりゃそうだ…照れるなよ…。

あはは…。

ボォっとした記憶…。

書いているよね…。

コメント

タイトルとURLをコピーしました