七夕

農業

・俳句…七夕や母を思ひて苗育ち

おふくろはスイカが好きだった。

小玉スイカを半分にして、

スプーンでほじくりながら嬉しそうに食べていた。

5月。

いつものように作業。

お供えのスイカを皆で食い…その種をポットに蒔く。

でるかでないか…ここが楽しみ。

6月。

昨年の種は全く反応なし。

今年は、いつもより順調に苗化した。

枯れるのを見込んで…多めにプランターに植え替える。

この梅雨どきの作業が難しい。

多くの苗が傷つき枯れる。

なにかの病気なんだろうね…畑に植えると全滅する。

爺は、スイカが下手くそ。

7月。

花が咲きだす頃なのだが…。

やはり爺では、上手く育たない。

もう少し様子見かな…。

ご近所の友達で、毎年、上手いことつくる奴がいる。

庭先のアルミの塀に、見事に数個の網が視える。

孫にあげると…自慢する。これがなんとも素晴らしい。

俺もとばかりに挑戦するが…

苗を買ってくる気もなく…

食った種と…余ったプランターと…

再生土のインチキ農業。

これでできたら儲けもの。

なんとも情けないお話である。

お後がよろしいようで…お粗末。

素人。

インチキ農業。

できたら最高。

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