葉月

俺は次男。

親の期待はもっぱら兄貴に…

学力の差もあったからな…ここはすんなり納得。

そんなわけで…子供の頃から身勝手な生活ぶり。

４０代後半。

４人家族が…２人になりかけていた頃。

ひょんなことから…家族４人に逆戻り。

親の面倒など…見るとは思わなかったわがまま人生。

一転して…枯れ木も賑わいの日々。

何もかもが初体験。

車椅子押す生活なんぞは…思ったよりも楽しかったよ。

・短歌…繰り返し昔を語る父の影孫と語らふ爺となりし日

たまに帰省する…孫二人。

親父もおふくろも嬉しそう。

昔を語りながら…茶菓子を無理やり食わせようとする姿。

横で見ていて…面白かったね…。

古希＋２。

今年もお盆がやってくる。

早朝６時。

早起きの孫は…居間でゲームに真剣。

“おはよう”

“おはよう”

横に座って孫の邪魔する…。

“何のゲーム…”

“……”

しつこく…もう一度。

“何のゲームだよ…”

“……”

時は立ち…同じことをしている…。

爺って…やだね。

あはは…。