健康寿命が気になりはじめた。
爺の脳裏に刻まれた懐かしい思い出。
記憶をたどってブログに書いている。
― お使い2 ―
ハゲは小学校の頃、
桐生駅近くの長屋に住んでいた。
親が機関士だったので、
この位置の住居は最適だったのだろう。
呑兵衛親父の仕事がない日のお決まり行動。
夕方近くになると、奥の炬燵部屋で始まる友達との酒盛り。
しばらくすると、お袋に呼び出され、
一升瓶を持って、近くの酒屋までお使いに行かされた。
・川柳…夕闇に一人てくてくハゲたぬき
これは、不思議と兄貴ではなく俺の仕事。
こんな仕事しか能力がなかったのかもしれないが…。
跨線橋を北に渡ったところの角店。
あの頃は、まだ量り売りの時代だったのだろう。
酒屋に置いてある四角い枡。
この使い方がとても面白かったのを今でも時々思い出す。
今回は、そんな算数的なお遊びのお話。
仮に6合枡として考えることにしよう。
さて、ここからが一苦労。
・三角錐の体積=1/3×底面積×高さ
こんな公式を思い出してみよう。
・5合
ちょっと、考えるとできるかな。
並々と枡に酒を入れる。
底面の四隅の1角を軸にして、斜めにして瓶に注ぐ。
底面の対角線が見えるまで入れたら完了。
お解りかな…。
・1合
これは、先ほど同じことをやる。
ただし、5合分を樽に戻して、
残りを瓶に入れると出来上がり。
本日はここまで、
明日は、4合と2合のお話をすることにしよう。
こんな量り方
面白いよね。
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