― 野球特訓 ―
子供の頃、草野球をしていた。
野球は、子供にめちゃくちゃ流行っていた時代。
俺の親父は国鉄職員。
いやいや、もしかしたら…野球選手だったのかな。
白黒写真が貼ってあるアルバム。
ユニフォーム姿の親父を、たくさん見た記憶が残っている。
彼の時代には、まだプロ野球(国鉄スワローズ)はなかったのかな。
俺が野球をはじめた頃の指導員。
これはもちろん親父。
左腕のへなちょこピッチャーに対する練習は、かなり厳しかった。
機関区の脇に、石炭置き場があって、そこでの練習は、大変なものだった。
親父が構えるミットめがけて、ストライクが入るまでの猛特訓。
ぼんやりとした記憶だが…そんな毎日を過ごした経験が脳裏に映る。
帰りに、機関士といっしょの大きな風呂に入れたことも…
嬉し楽しの、薄っすらとした思い出…。
少し体も大きくなってきた頃。
準硬球という球を投げた記憶がある。
大人といっしょに野球ができるのが嬉しかった。
この思い出も嘘かホントか…。
記憶って、年寄りのは…難しい。
チンして…線香立てて…聞いてはみたが…無回答。
そりゃそうだ…照れるなよ…。
あはは…。
![](https://hagechan.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_20221106_153754-150x150.jpg)
ボォっとした記憶…。
書いているよね…。
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