― 親父１ ―
・川柳…老介護借金返済助けられ
これは、親父とお袋が転がり込んで来た頃の話。
我が家の生活はかなり困窮していた。
借金返済が少しずつ遅れはじめていた。
まぁ、ずいぶんと無理した生活だったからね。
そんなときに親父の年金。
この金に助けられた。
我が家の生活費はすべて親父の年金で賄われた。
俺の稼ぎはもちろん借金返済に回された。
１２年間。
お疲れ様。
よくぞ助けてくれました。
持つべきものは親父だね。
そんなこんなで、
今も売らずに我が家で暮らすハゲ。
ときどき妻との話にでてくる。
ありがたや、ありがたや。
感謝・感謝だよね。
俺のインチキ生活を見据えてか、倅共にはしっかりした考えがある。
バブルの時代とはいえ、深く反省。
申し訳なく思っている。
ホントに先が読めない爺だよね。
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