百人一首―猿丸大夫

生活

「百人一首」で話を進める。

どんなことになるのか、楽しみである。

【猿丸大夫】

・奥山にもみぢ踏み分け鳴く鹿の声聞く時ぞ秋は悲しき

・ハゲ的な解釈…山の奥で鳴く鹿の声って、とっても悲しいよね。

これも昔、昔のお話。

爺の大学受験。

関東の大学は、まぁ、ことごとく散りにけり。

そんなわけで、流れ流れて…京都へと島流し。

下宿探しが少し遅れたので、大学指定の寮に入った。

大学とは全く反対のお山の中腹。

学内まで歩いていくと、3時間ほどの距離。

まぁ、散歩コースには最高かな。

なんで、こんなに遠い寮だったのか…。

後々、これが原因で、不登校になるのだがね…。

127号室。

2階の3畳の部屋。

作り付けのベッドと机でおしまい。

あとは家具なしの生活。

この部屋での生活は2年。

エアコンもなく、どんな暮らしをしていたのかね…。

さて、ここからが本題。

夜になると…聞こえる…寂しげな鳴き声。

毎晩、聞こえる、人恋しそうな声。

寮長さんに聞けば…鹿だとのこと。

猿丸さん、確かに…。

あの声は、今も耳元に、しっかりと…。

・短歌…寮友に“風呂かんませと”声をかけカマスいるかと飛び出す始末

それでも、関西人の友達できて…。

こんな風呂場での、楽しい思い出もあるけどね…。

あはは…。

若かったから、

あの距離、歩けたのかな…。

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