ご近所の道路。
幅員が6メートル以下の農道で、雨水対策の側溝工事が始まった。
しかし、その工事に、ハゲ爺は、大きな疑問を抱いている。
・2台の車が、重なったときに、側溝の上に逃げた場合の車の安全性はどうなのか。
この道を通る車は想像よりも多い。
最近、この道を通る大型車両は多い。
私も妻も通らないようにはしているが、
一方通行にしたほうが良いほどの危険道であると感じている。
仮に2台がはち合わせと成り、
側溝側の車が、側溝の蓋の上に逃げたとして、
側溝の安心・安全の強度があるのだろうか。
ここがかなりの疑問である。
・道路をまたぐ箇所は、グレーチングになっている。交差点内の強度は確かなものなのか。
大型車両が道路を右折、左折する。
農道の十字路に規制がかからないとしたら、やはりねじれは生ずるだろう。
この強度も確かなものなのか。
・側溝を入れた側に接する多くの土地は、今は農地だが、永久的に農地とは思えない。
かまぼこ型の舗装も、これを機に、側溝側の斜面舗装となろう。
50ミリ以上の雨の場合、今までは、多くの雨を畑が飲み込んでくれていたが、
今度は、側溝が飲むこととなる。水にも勢いがあるかな。
今年も、通例の年度末の建設工事が始まった。
今年は、この地区に大量の予算がついたのか、それともたまたま重なったのか。
道路を右折しても左折しても、どの道を通っても工事、工事、工事の山。
水道工事。拡幅工事。雨水工事。
市役所も発注先が異なれば、同時進行はしかたないのかな。
この国の行政工事は、市民には、紙切れ1枚の伝達で、どうしてこのように始められるのか。
昭和63年夏。私がこの地に新居を構えたときは、笠懸村。
当然、道路は農道。制限速度30キロの砂利道。田舎暮らしはいいもんだった。
それから、しばらくして、笠懸町に変更。名は変われど、道路は農道のままだった。
暮らしの変化もあまりなし。まずまずのカッペ暮らしに満足感満載だった。
さらに、年月がたち、平成の大合併を経て、みどり市に変更された。
多くの道路は、拡幅工事もないまま。
農道という単語は、暗黙の了解的に消えたのかな。
道交的には、一部30キロ規制の看板は残されている。これには、今も感謝している。
さて、こんな田園地帯にも、ここ数年の、異常気象は容赦なしに押し寄せる。
2年前、1時間50ミリ以上の雨。まさしく線状降水帯。
大間々教室で味わったのだが、あの恐ろしさは、今でもはっきり覚えている。
浸透桝の蓋が、ボコボコと浮き上がるのをはっきりと目にした。衝撃的な光景だった。
あれ以来、市でも、何かにつけて、雨水に関して、気にするようになったのかな。
道路脇に、畑に水が入らないように、かまぼこ型の山並みができている道路政策にも変化が
見えたかな。
道路脇に、大きな貯水池を作り、そこに落とすための側溝をひく。
道路の幅員が6メートルあるところは、さほど気にはならなかった。
ここ数年は、全く気にも止めずにいた。
ところが、昨年から、6メートル以下の道路でも側溝工事が始まったことに気づいた爺。
人間の身勝手さは恐ろしい。
今年は、我が地区でも始まると、こりゃひどいことになるぞ。
どのくらい、もつのかな。
冬場の風もかなりの土を道路に運ぶ。埋まらないのかな。
昨年、埋めた側溝の角の傷は、やはりかなりのものだった。
6メートル以内の道路で、どれだけの強度だろうか。
工事が終わり、新たな夏がやってくる。
いいのか悪いのかは別にして、
50ミリを超える雨がもたらす、
新たな問題が起きないことを願うばかりである。
1時間雨量50ミリを超える雨。
かなり、やばいよね。
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