靴下

古希＋２。

老人力向上中。

健康に関する本がたくさんでている。

健康寿命が残り数年の歳になり、

今から読んでも変化しないのだろうが…。

もしかして、俺にも人生１００年なんて…。

そんなチャンスは訪れないかな…あはは…。

－靴下－

２１時。

仕事を終えて、自宅に戻る。

・手洗い

・うがい

こんな動作には慣れたのかな…。

１日履いていた靴下を洗濯カゴにポンッ。

その日の調子で上手くいったり…。

カゴの縁に引っかかったり…。

今日は、入った。満足、満足。

新しいやつ履いてリビングに…。

“ただいま”

“お帰りなさい”

夕食を食って、少しテレビっ子して…ベッドに入る。

帰宅時間が遅い日は、風呂はお休み。

寒い。

朝５時。

トイレに起きる。

ベッド横の靴下を履く。

真っ暗の中の手探り…。

１つ。

ない。

いつもなら、一瞬で触れるものが…。

仕方ない。

片方だけ。右足にスッポリっ。

田舎暮らしの部屋の温度は一桁。

もう少しおやすみなさい。

７時半。

早朝。夢の中。

♪探しものはなんですか…

フロアにはない…。

もしかして…あった。

布団の中。

履いて寝た記憶はないのだが…。

いや、まったくない。

宇宙人が勝手に入れたのだ。

これも老人力だよね。

あはは…。