赤城山の南斜面。
木枯らしが吹き出す頃に聞こえる爆音。
ヘリの訓練かと勝手に思っている爺。
・短歌…朝靄に年代物の洗濯機ドアを開けるとオスプレイかな
この家を建ててから早40年。
この洗濯機は何代目なんだろうか…。
妻に聞くと…
“そろそろだよね…今いくらするのかな…”
“あるのか?…大丈夫?…”
“とりあえず…なんとか…”
爺も年代もんだが…彼も確かに…。
年金暮らしの財布に吹きつける北風か…。
平日の早朝6時少し前。
妻が洗濯をし始める時間帯。
体調が良ければ、少し遅れて爺も起きる。
“おはよう”
“おはよう”
朝の歯磨きをしている横で、突然彼がうなりだす。
ゴー…ゴー…ギィッ…ギィッ…。
ゴー…ゴー…ギィッ…ギィッ…。
少し遅めの素晴らしき四拍子。
俺のドラムより数倍上手…お見事。
顔を洗って、
“それじゃぁ…始めるぞ”
これに合わせた壁懸垂を20回。
今日もすこぶる快適…健康。
カタログもらって価格確認。
月極貯金し始めるから…
この生活習慣…もう少し続けさせてね。
ペコッ…あはは…。

壁懸垂
めちゃしやすい。
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